にきびは毛穴に皮脂がつまっておきる皮膚の病気です。そのままにしていても自然に治ることのほうが多いのですが、なかには皮脂を好むアクネ桿菌という細菌が繁殖して炎症がおきることがあります。そしてアクネ桿菌がつくりだしたリパーゼという酵素によって、炎症が毛穴だけではなく周囲に広がっていくこともあります。こうしてできるのがにきび跡です。

 美容クリニックにおけるにきび跡の治療では、まずそもそもの原因であるアクネ桿菌の繁殖をおさえるために、毛穴のつまりを除去するとともに、過剰な皮脂がでないように薬品を使った治療もおこなわれます。

 ケミカルピーリングといって、酸をつかって皮膚の古い角質を除去して、肌の機能を活性化させる方法があります。ほかにもレーザーをあてて皮膚を刺激するととにも、アクネ桿菌を殺菌するという方法もあります。

 そして皮膚にすでにできてしまった炎症を修復するために、美白効果・保湿効果があるプラセンタやビタミンC、ビタミンEなどを注入するという処置がおこなわれます。ビタミンC、ビタミンEには皮脂の分泌量を抑制するという作用もあります。そしてこれらのものを皮膚に跡がつかないように、イオン導入など注射以外の方法で皮膚のなかに送り届ける施術法も開発されています。

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